巷で噂の

おくりびと観て来ました。祖父母とその近所の方と一緒に。冬場は車椅子での外出が難しかったのであんまり出掛けられなかったのもありまして。ずっと家の中じゃあ気が滅入る。折角体調が良くなったのなら気晴らしにも映画ってのも偶には良いかなと。原作の本も面白いらしいですし。映画もナントカって賞を御取りになったとか。そっちの話には疎いのでよく知りませんが…色々な所で話聞くので多分かなり有名なんでしょうね。
実際に観た感想は綺麗だなって感じです。や、直接ではないですけどグロっぽい部分とかちょこっと修羅場的な場面もあるんですが。一つ一つの所作が凄く丁寧かつ静かでして、思わず魅入ってしまうと申しますか。一種の艶ですね。故人にも礼節は尽くす辺りが日本らしいなと。題材が重そうな割に後味悪くないのはそう云う処からくるのでないだろか。
何だかよく解らん御託をだらだら並べてみたけども。取り敢えず面白い映画でしたよ。色々考えさせられると云う意味で。

上映終了後通路に在った血まみれ将軍の凱旋パネルの堺さんに思わず顔がにやけてしまったってのは内緒です。あの贋物臭い笑顔が素敵過ぎるぜ。


因みに上映中に声に出して笑ったりするのは在りなんだろうか。…中高年のお客さんが多かったみたいなんだけど一々声がでかいんですよね。個人的には映画館内では静かに見たいのでちと迷惑。特に若者のマナーを嘆く人程迷惑行為平気でやっちゃったりしてませんかね。